荒正義

曖昧さ回避 荒正人とは異なります。

荒 正義(あら まさよし、1952年4月12日 - )は、日本プロ麻雀連盟に所属する競技麻雀プロ雀士エッセイスト漫画原作者北海道常呂郡留辺蘂町出身(現在は北見市と合併)。現在、日本プロ麻雀連盟副会長。同団体内での段位は九段。血液型はA型。

プロ麻雀界での実績から現役最強と言われている本格派である。

テレビ対局などにおけるキャッチフレーズは「北海の荒法師」・「イナズマ打法」。趣味は囲碁でアマチュア七段。

経歴

18歳で上京、23歳でプロ入りを果たす。2013年現在に至るまで「それが好いことなのか、能力が乏しいのかいまだにわからない」と著書で述べている[1]

1976年、最高位戦第一期新人王[2]

1977年、王位戦優勝。

1981年、麻雀連盟設立、加盟[2]

1991年、第8期鳳凰戦優勝。

1998年、第10期最強戦で優勝。

2003年、王位戦、マスターズを制覇。この頃プライベートでは作家の白川通などと打っていた[2]

2011年、瀬戸熊が三連覇を目指した鳳凰戦決定戦で、瀬戸熊のリーチに対し、テンパイから中抜きして、右田プロに差し込みクマクマタイムを防ぎ、優勝[3]

鳳凰戦が始まった第1期から第32期まで32年連続でA1に所属していた[4]が、2015年12月に32期A1最下位でA2に降級した[5]

2013年4月、第11回天空麻雀男性大会優勝[6]

2014年、第5期麻雀グランプリMAX制覇。

2018年、第35期A2で15位となり、B1に降級[7]

2021年6月、最強戦代表決定戦を制し、最強戦ファイナル進出[8]

2021年7月、第38期前期でB2降級。

2021年に第38期十段位を獲得。史上初の日本プロ麻雀連盟の五大タイトル(鳳凰位、王位、マスターズ、グランプリ、十段位)獲得者となった(2022年現在、他には三大タイトル制覇までしかいない)[9]

このとき、タイトルは種類より数が大事、と語っている[10]

2021年12月、第38期後期でC1降級[11]

人物

将来の夢は「海のそばで港があって美味しい魚を毎日食べられる町に住むこと」らしく、30代の打ち盛りのとき、50歳で引退してその夢をかなえようと思ったことがあるが、突如起きたバブル景気の様々な影響(著書では「湧いた金が人を狂わし破壊した」、「神は金に踊る人間を許さなかった」とある)や、「(もっと働け、もっと(麻雀を)打て!)」と神の声と比喩する言葉を聞き取ったことにより「生涯現役」を決めたという[1]

動物好きで、爬虫類、犬、猫等を飼っており、2013年に子猫を保護した時に既に5匹の猫がいるとブログに記載されていた事から、多い時には同時に6匹の猫を飼育していた。猫の多さから子猫が増えたことにうんざりした様子だったが、ブログに度々登場させてはとても可愛がっている様子が伺える。

雀風

雀風は巧みな鳴きを要所要所で使う柔軟型。かつて、近代麻雀誌上で「ジャックナイフ」と形容されたこともある。

ビートたけしに「薄情な麻雀打ちやがんだよなぁこの人は」と言われる冷徹なマシーンのような打ち方をする[6]

しかし小島武夫には、その鳴きについて、「荒は腰が軽くなった」と批判されたこともある。

近年ではメンゼンで戦うことが多く、攻撃型に徹している。荒本人はこれを「自然流」と称している[12]

鳳凰戦第一期から所属しており、「当時から灘麻太郎さんがダントツに強かった。だからずっと灘さんの麻雀を見てひたすら研究した」と述べている[2]

獲得タイトル

  • 新人王(第1期)
  • 王位(第5・29期)
  • グランプリ(2006・2009)
  • グランプリMAX(第5期)
  • 最強位(第10期)
  • 鳳凰位(第8・28期)
  • 十段位(第38期)
  • 麻雀マスターズ(第12期)
  • モンド名人戦(第4回 第4回までの名称は「モンド21名人戦」)
  • モンド王座決定戦(第6、7回 第6回までの名称は「モンド21王座決定戦」)
  • 麻雀トライアスロン・雀豪決定戦(第2回)
  • 東名カップ(第1期)

など

書籍

著書

  • カミソリ灘と山びこ返しの荒の実戦麻雀 スーパーイラスト 初級編 (共著:灘麻太郎、イラスト:城たけし) (2000年3月 松文館) ISBN 978-4944154166
  • 名人カミソリ灘と最強位山びこ返しの荒の実戦麻雀2 トップ勝ち打法・初級編 (共著:灘麻太郎、イラスト:城たけし) (2001年2月 松文館) ISBN 978-4944154289  
  • 麻雀覇王ブックス(7) 荒正義の麻雀 プロの条件 (2003年4月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839910556
  • プロ麻雀魂 其の一 敗れざる者 (2004年6月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839915124
  • 麻雀エキサイト〈1〉 荒正義・実戦三十番 (2005年8月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839918606
  • 麻雀進化論 (2007年5月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839924089
  • S級麻雀 荒システム (2009年6月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839932350 
  • 麻雀 虎の穴 (マイコミ麻雀文庫) (2010年7月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839936006
  • 麻雀の真理 (マイナビ麻雀文庫) (2011年12月 マイナビ) ISBN 978-4839941178
  • 麻雀 神の視点 最強プロが教える勝ち方の極意 (ベスト麻雀文庫) (2013年8月 ベストセラーズ) ISBN 978-4-584-39333-8
  • 40年間勝ち組を続ける男 荒正義直伝 麻雀サバキの神髄 (2015年12月 マイナビ) ISBN 978-4839958107 

監修

  • まんがでズバリ キミの麻雀はこれで強くなる ここを知ったら天下無敵! (漫画:山口勝義) (1985年12月 芳文社) ISBN 978-4832200333
  • 麻雀・ひと目の手筋 (MYCOM麻雀文庫EX)(2006年1月 毎日コミュニケーションズ) ISBN 978-4839919825

漫画原作

出演

関連項目

脚注

  1. ^ a b 『麻雀 神の視点』まえがき 3〜5ページより。
  2. ^ a b c d “第228回:プロ雀士インタビュー 荒正義 インタビュアー:ケネス徳田 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ 負けない麻雀サイトこじまーじゃん, 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の. “瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(3) 死闘!第28期 鳳凰戦のウラ側 ① | 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の 負けない麻雀サイトこじまーじゃん” (日本語). 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の 負けない麻雀サイトこじまーじゃん | 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”. 2022年4月29日閲覧。
  4. ^ 負けない麻雀サイトこじまーじゃん, 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の. “瀬戸熊プロに聞いちゃえ!(2) 宿敵!荒プロとの攻防 | 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の 負けない麻雀サイトこじまーじゃん” (日本語). 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の 負けない麻雀サイトこじまーじゃん | 麻雀プロ芸人!アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイト“こじまーじゃん”. 2022年4月29日閲覧。
  5. ^ “プロリーグ(鳳凰戦)成績表/第32期 A1リーグ 最終節成績表 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  6. ^ a b “プロ雀士インタビュー/第11回天空麻雀男性大会 優勝特別インタビュー:荒正義 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  7. ^ “第35期 A2リーグ 最終節成績表 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  8. ^ “優勝は荒正義プロ!!【麻雀最強戦2021 男子プロ歴代王者決戦】 | キンマweb |『近代麻雀』の竹書房がおくる麻雀ニュース・情報サイト” (日本語). kinmaweb.jp (2021年6月19日). 2022年4月29日閲覧。
  9. ^ “第38期十段位決定戦最終日レポート|十段戦 レポート|日本プロ麻雀連盟” (日本語). www.ma-jan.or.jp/ (2021年10月13日). 2021年12月5日閲覧。
  10. ^ “第228回:プロ雀士インタビュー 荒正義 インタビュアー:ケネス徳田 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  11. ^ “第38期 Bリーグ 後期最終節成績表 | 日本プロ麻雀連盟”. 2022年4月29日閲覧。
  12. ^ 『麻雀 神の視点』カバー見開き著者コメントより。

外部リンク

  • 荒正義 - 龍龍 (ron2.jp)
  • 荒正義のブログ
  • 荒正義 - MONDO TV
1980年代
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