ロレックス・スポーツカー・シリーズ

ロレックス・スポーツカー・シリーズ
2011 Rolex 24 Daytona Prototypes.png
国・地域 北米
開始年 2000年
終了年 2013年
タイヤ
サプライヤー
コンチネンタル
最終
ドライバーズ
チャンピオン
DP: マックス・アンジェレッリ, ジョーダン・テイラー
GT: アレッサンド・ロバルザン
GX: ジム・ノーマン
最終
チーム
チャンピオン
DP: チップ・ガナッシ・レーシング
GT: スクーデリアコルサ
GX: BGBモータースポーツ
最終
マニュファクチャラーズ
チャンピオン
DP: シボレー/ライリー・テクノロジーズ
GT: フェラーリ
GX: マツダ
公式サイト http://www.grand-am.com

ロレックス・スポーツカー・シリーズはかつて開催されていた、グランダム・ロードレーシング(英語版)が運営していた北米のスポーツカーレースシリーズ。かつて失敗に終わったUSRRC(英語版)に代わり、グランドアメリカン・ロードレーシング・チャンピオンシップ(グランダム・シリーズ)という名前で、2000年に設立された。ロレックスは、2002年にシリーズスポンサーを引き継いだ。

シリーズでは、スポーツプロトタイプカーとグランドツーリングカーのマシンのクラスの混走をした。2003年に、デイトナ・プロトタイプとして知られるプロトタイプ・シャーシがデビューした。これはプレミアイベントである、ロレックス・デイトナ24時間レースにちなんで名付けられた。

シリーズは北米耐久選手権の、デイトナ24時間ワトキンズ・グレンインディアナポリスでの3つのプレミアレースが特徴だった。[1]

2012年9月5日、グランダムは、ロレックス・スポーツカー・シリーズとアメリカン・ル・マン・シリーズが合併すると発表した。[2]その後新名称が、ユナイテッド・スポーツカー・レーシングと発表された。[3]後にロレックスが、自社のブランド名のチュードル (Tudor) をシリーズのタイトル名に付ける5年間のネーミングライツ契約に署名したことによって、[4] 2014年2015年は「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」(通称:TUSCC)のシリーズ名が用いられた 。ロレックス・スポーツカー・シリーズの最終戦は、2013年9月28日にライム・ロック・パークで開催された。[5]

歴史

2005年、ラグナセカ

1999 年、USRRC(英語版)の失敗で新たに結成された、グランダム・ロードレーシング(英語版)は、デイトナ24時間レースを中心に、USRRCで使用された同様のフォーマットを採用する意向を発表した。このシリーズは、1999年にアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)に変わる以前の、IMSA GT選手権のようなアメリカンスタイルのレースになるとみなされた。新シリーズは、ヨーロッパの新しい FIA スポーツカー選手権で使用されるルールと同じ、スポーツプロトタイプカーの2つのクラス、グランド ツーリングカーは、GTOは大排気量ベースのレーシングカー、GTUは小排気量ベースのレーシングカー、AGTはアメリカン・チューブフレームカー(英語版)クラスの3つのクラスで構成された。シリーズにワトキンス・グレン6時間レースを獲得し、デイトナ24時間レースと並んで2戦目の耐久レースをシリーズに加えることで、ALMSのセブリング12時間レースプチ・ル・マンに対抗した。

2001年、GTOとGTUは、GTSとGTに改名され、ALMSで使用されるクラスと同様にした。

2003年、スポーツプロトタイプクラスに、デイトナ・プロトタイプ(DP)が初めてデビューし、シリーズは根本的な変化を遂げることになった。SRPⅡクラスは2003年末まで継続したが、参戦は少なかった。AGTクラスは廃止され、GTSクラスに集約された。

2004年、デイトナ・プロトタイプとGTカーとのギャップを大きくするため、GTSクラスが廃止された。これにより、GTクラスがGTのトップクラスとなり、グランダム・カップ・シリーズからランクアップしたスーパー・グランド・スポーツ(SGS)クラスが加わった。

2005年、さらに集約され、すべてのGTスタイルの車が、GTクラス1つになった。

グランダム・ロードレーシング(英語版)のこの規定は、レースで平等を保つことができ、どちらのクラスでも車の使いやすさと低コストで参戦できる為に、ほとんどのイベントで多数の参戦チームがあるシリーズになった。

ロード・アメリカ、2012年チャンピオン、プルーエット/ロハスライリーMk. XXVI・BMW
2013年、マツダ・6 SKYACTIV-D、レーシングカー

このように参加台数が多いため、グランダムは、GTとDPクラスのショートトラックでのレースで、一度に50台の車をトラックに入れるのは難しい為、分けてレースする必要があった。いずれの場合も、土曜日にGTクラスがレースを行い、日曜日にDPクラスがレースを行う。このスプリット形式により、ドライバーは両方のレースに参戦できる。各レースは、2つのクラスが混走した場合のように、同じ距離で行われた。ただし、GTクラスは、混走の場合、優勝したプロトタイプより数周遅れでフィニッシュする可能性が高く、完全な距離をカバーできない可能性があるため、GTクラスは混走のレースよりもわずかに長い距離になった。

GTクラスとDPクラスの混走の場合、2つのクラスはオートバイのレーススタイルの「ウェーブスタート」を使用することになる。これはフランス家が、グランダム・シリーズを組織する前にオートバイレースに参加していたロジャー・エドモンソンのコンセプトである。まずDPクラスに最初にグリーンフラッグを立て、続いて通常20~30秒後に (トラックの長さに応じて) GTクラスにフラッグを立てる。車を別々にスタートさせることで、2つのクラスの車が別々にスタートすることにより、より安全なレース運営をした。

NASCARとの提携により、多くのスプリントカップシリーズのドライバーがグランダム・シリーズのレース、特にデイトナ24時間レースに参加した。

日本勢では、2010年にマツダが、GTクラスでスピード・ソースチームからRX-8で参戦、デイトナ24時間クラス優勝を果たし、その年のドライバー、エンジン部門でダブルタイトルを獲得した。

また、2013年シリーズでも、環境に配慮した車両によって競われるGXクラスで、パイプフレームにアメリカのマツダ・6似の外装を装着し、エンジンにレース用に開発したスカイアクティブ-D(ディーゼルエンジン)を搭載したマシンで、シーズン中に9連勝するなどしてクラスチャンピオンを獲得した。

タイヤ・パートナーの歴史

ロレックス・スポーツカー・シリーズのタイヤ戦争は、2000年から始まり、ミシュランダンロップグッドイヤーエイヴォンピレリフージャー(英語版)ヨコハマが2001年までのタイヤサプライヤーだった。2002年から2004 年まで、ダンロップとグッドイヤーの2社がサプライヤーになった。2005年から2007年まで、フージャー(英語版)ワンメイクだった。2008年から2010年まで、ピレリのワンメイクとなった。その後ピレリは2010年6月24日に、スイスジュネーヴでのFIA世界モータースポーツ評議会で、ロレックス・スポーツカー・シリーズを離れ、2011年からF1GP2アジアシリーズGP2のタイヤサプライヤーになった。[6]

2011年、コンチネンタルがタイヤサプライヤーを引き継ぎ、2014年にシリーズがユナイテッド・スポーツカー選手権に統合されるまで、サプライヤーの役割を果たした。[7]

シリーズチャンピオン

Season Classes
2000 SR SRII GTO GTU AGT
イギリスの旗 ジェームス・ウィーバー アメリカ合衆国の旗 ラリー・オベルト アメリカ合衆国の旗 テリー・ボルシェラー アメリカ合衆国の旗 マイク・フィッツジェラルド アメリカ合衆国の旗 ダグ・ミルズ
2001 SRP SRPII GTS GT AGT
イギリスの旗 ジェームス・ウィーバー アメリカ合衆国の旗 アンディ・ラリー アメリカ合衆国の旗 クリス・ビンガム アメリカ合衆国の旗 ダレン・ロー アメリカ合衆国の旗 クレイグ・コンウェイ
2002 ベルギーの旗 ディディエ・セイス アメリカ合衆国の旗 テリー・ボルシェラー アメリカ合衆国の旗 クリス・ビンガム アメリカ合衆国の旗 ビル・オーバーレン
アメリカ合衆国の旗 コート・ワグナー
アメリカ合衆国の旗 ケリー・ヒット
2003 DP SRPII GTS GT
アメリカ合衆国の旗 テリー・ボルシェラー アメリカ合衆国の旗 スティーブ・マーシャル アメリカ合衆国の旗 トミー・リギンズ
アメリカ合衆国の旗 デイブ・マチャバーン
アメリカ合衆国の旗 コート・ワグナー
アメリカ合衆国の旗 ブレント・マティーニ
2004 DP GT SGS
イタリアの旗 マックス・パピス
アメリカ合衆国の旗 スコット・プルーエット
アメリカ合衆国の旗 ビル・オーバーレン
アメリカ合衆国の旗 ボリス・セッド
アメリカ合衆国の旗 アンディ・ラリー
アメリカ合衆国の旗 マーク・バンティング
2005 DP GT
イタリアの旗 マックス・アンジェレッリ
南アフリカ共和国の旗 ウェイン・テイラー
アメリカ合衆国の旗 クレイグ・スタントン
2006 ドイツの旗 ヨルグ・ベルグマイスター アメリカ合衆国の旗 アンディ・ラリー
アメリカ合衆国の旗 マーク・バンティング
2007 アメリカ合衆国の旗 アレックス・ガーニー
アメリカ合衆国の旗 ジョン・フォガーティ
ドイツの旗 ディルク・ヴェルナー
2008 アメリカ合衆国の旗 スコット・プルーエット
メキシコの旗 メモ・ロハス
アメリカ合衆国の旗 ポール・エドワーズ
アメリカ合衆国の旗 ケリー・コリンズ
2009 アメリカ合衆国の旗 アレックス・ガーニー
アメリカ合衆国の旗 ジョン・フォガーティ
アメリカ合衆国の旗 レハ・キーン
ドイツの旗 ディルク・ヴェルナー
2010 アメリカ合衆国の旗 スコット・プルーエット
メキシコの旗 メモ・ロハス
アメリカ合衆国の旗 エミル・アセンタト
アメリカ合衆国の旗 ジェフ・シーガル
2011 アメリカ合衆国の旗 スコット・プルーエット
メキシコの旗 メモ・ロハス
アメリカ合衆国の旗 レハ・キーン
アメリカ合衆国の旗 アンドリュー・デイビス
2012 アメリカ合衆国の旗 スコット・プルーエット
メキシコの旗 メモ・ロハス
アメリカ合衆国の旗 エミル・アセンタト
アメリカ合衆国の旗 ジェフ・シーガル
2013 DP GT GX
イタリアの旗 マックス・アンジェレッリ
アメリカ合衆国の旗 ジョーダン・テイラー
イタリアの旗 アレッサンドロ・バルザン アメリカ合衆国の旗 ジム・ノーマン

テレビ放送

スピード チャンネルは、ロレックス・スポーツカー・シリーズをワトキンズ・グレン6時間レースとデイトナ24時間レースを含み、ほぼ独占的に放送していた。2013年8月17日、Fox Sports 1が2014 年から新たに設立されるユナイテッド・スポーツカー選手権を独占放送にすることになった。

関連項目

  • デイトナ・プロトタイプ- シリーズで使用されるスポーツ・プロトタイプカー
  • コンチネンタルタイヤ スポーツカー チャレンジ- シリーズのサポートシリーズ(現在はミシュランに変更)

脚注

  1. ^ “Grand-Am confirms North American Endurance Championship for 2012”. Autoweek. Crain Communications. 2011年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月17日閲覧。
  2. ^ “Welcome to the Future of Sports Car Racing!”. American Le Mans Series. 2013年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月27日閲覧。
  3. ^ “Grand-Am, ALMS to become 'United SportsCar Racing' series in 2014”. Autoweek. 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月22日閲覧。
  4. ^ “Tudor Named Title Sponsor”. Sportscar 365 (2013年9月12日). 2013年9月12日閲覧。
  5. ^ “Archived copy”. 2013年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月28日閲覧。
  6. ^ “World Motor Sport Council: 23/06/2010”. fia.com. Fédération Internationale de l'Automobile (2010年6月23日). 2010年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月23日閲覧。
  7. ^ “Continental – Official GRAND-AM Tire Supplier from 2011”. autoevolution. 2010年6月1日閲覧。

外部リンク

  • 公式ホームページ
  • ワールド スポーツ レーシング プロトタイプ – ロレックスシリーズの歴史と実績
ユナイテッド・ステーツ・ロードレーシング選手権 / ロレックス・スポーツカー・シリーズ
  • 1998 (USRRC)
  • 1999 (USRRC)
  • 2000
  • 2001
  • 2002
  • 2003
  • 2004
  • 2005
  • 2006
  • 2007
  • 2008
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